その日 夫の帰宅は遅かった。連絡は何もありません。

    待っている間(夕方からずっと)、肝炎は治ったはずなのに、横になりたいくらいの疲労感に襲われました。

    どうしてこんなに疲れているんだろう?お腹が空いているから?それとも睡眠不足?

    体がけだるくてしかたがありませんでした。


    肝炎じゃなくても 私は何故かいつも疲れていたし、

    ご飯食べて寝ればまた元に戻るんだから病気ではない。

    自分でいちばん簡単に判断できるのは尿の色だ。

    肝炎が治って以来、いたって普通だから大丈夫。

    そうやって自問自答しながら夫を待ちました。



    夕飯を一緒に食べようと待っていたけど 空腹だったので先に食べようか迷っていたら

    夜の11時頃やっとメールがありました。

    「今日は酒を飲んでいるから夕飯はいらない」


    なんだ!夕飯いらないなら もっと早く連絡してよ!ムカつくわ。と思いながら 「わかりました」と返信すると、

    プレッシャーから解放されるかのように、妙に心と体が軽くなってくるのがわかりました。

    wasurenagusa.jpg

    自分の食事は脂肪制限食だから 家族とは少し違うメニュー。

    今までは調理中に何度も味見しながら食べていたけど、家族のためにつくるものは汁をちょっとなめる程度で

    しっかり味見ができなくなってしまった。

    味にうるさい夫には結婚以来、食事がおいしくないと「これ味見したのか?」と必ず聞かれていました。

    味見ができなくても 主婦のカンでだいたいは大丈夫だと思うけど、正直 自信はありません。

    今晩も夕飯の出来次第で文句を言われるんじゃないかと、毎日がかなりのプレッシャー、

    何の連絡もなく、待っている時間が長いと 怒られ待ちな感じがして仕方ない。

    それで半端ない疲労感を感じてしまった、というわけです。

    何十年たっても 我が夫相手の食事づくりのプレッシャーには慣れないものなのです。

    私が料理が嫌いになった理由は、頑張っても夫にボロくそに言われるからなんですよ。

    そのおかげでおいしくつくれるようになったものもあるわけですけど・・・


    「酒飲みで夕飯はいらない」というメールで一気に元気が戻って、ひとりで夕飯をモリモリ食べました。

    なんだろう?この解放感は・・・

    今 ここにいないのに怖い、という 夫の威圧感から解放された気がしました。


    この前の胃カメラで、胃潰瘍の跡があるって言われましたけど、

    私の胃潰瘍は全部が全部ってわけじゃないにしろ、夫へのストレスってこともあるんだろうな、と思いました。

    夫だけじゃなく、息子のことだって心配だったし。

    いろいろ心配しすぎるのもアレですね。

    知らないうちに治っていたんだから良かったけれど。

    これからはあまり気に病むことがないようにしたいです。大事にしよう自分の胃。

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