高齢者が増えている今の時代、高齢者を対象にしたビジネスも多くなっていますが、定年後の我が家にも そのような仕事の話があって、夫がその気になっていたことがありました。(高齢者施設の住み込み管理人)

    私は夫婦で従事しなければならないその仕事は、自分にはできそうもない、と思うし、(夫と24時間一緒に仕事しなければならないのは耐えられない)、いろんな高齢者がいますから精神的にも肉体的にも年をとってからの仕事としてはキツイものがある、と思っておりました。

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    以前、このような記事を書いたことがありますが、住み込み管理人のような仕事はちょっと気分が下がるなぁと思ってしまうんですよね。


    それで、その仕事を夫婦でするためには資格が必要で、私にその資格をとってきてほしいと言われていました。

    夫が定年になるまでの間にとればいいからって言っていたんですが、定年まであと1年しかなくなってきたので、

    それとなく あの仕事をするための資格をそろそろ取らなきゃいけないのかなぁ・・・とやんわり聞いてみました。


    すると意外な返事が返ってきました。

    その仕事はやめたほうが無難だ、という結論を出したそうなんですけど。


    結論の理由を聞いてみると、

    その後に経験した人の話を(間接的に)聞いたらば、いくら自分が真面目に働いたとしても、自分が思っていない事態になったりすることがあり、その仕事を失ったときには帰る場所も慌てて探さなければならないので途方に暮れそうだ、ということなんですね。

    もうちょっと具体的にいうと、

    高齢者さんの言うとおりにしていたら、(部屋に入るなと言われ)次の朝、亡くなっているのが発見され、ご家族から訴えられたりすることがある。など、もっといろいろな例を話してくれましたが、どれもありそうなことばかりでした。

    何かあれば責任を押し付けられる、訴訟を起こされたら賠償しなければならなくなる。

    訴えられて大変なことになっているのに住む場所もなくなるから、あわてて部屋探しや引越しということになる。


    そのようなことがあれば、働く人がいなくなるのは当然といえば当然です。

    何事もなく運良く無事に勤め上げることができる人は少ないでしょう。独身寮とは話が違います。


    そんなわけで、管理人の仕事は目標にしなくなりましたので 私は安心しました。

    夫の定年後はしばらくこのまま現場に派遣される仕事をやっていこうと思っているそうです。

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