市営住宅の「借り上げ型住宅」も管理開始から20年で終了
市営住宅の入居者募集
横浜市市営住宅の入居者募集(横浜市住宅供給公社)のお知らせが発表されました。
入居者募集は年2回、4月と10月に実施されています。市営住宅の入居者募集(横浜市建築局住宅部)
募集期間などは以下の画像のようになっています。

平成30年4月募集の概要を見てみますと、高齢者用の住宅は4ページ目の最後のページに出てきます。
去年の10月募集時の応募状況を見ると、けっこうな倍率になっています。
高齢者世帯は当選率が3倍に優遇されていますが、高齢者住宅だと応募者は全員が高齢者だから優遇も何もなさそうな気がします。
連続6回以上申し込んで落選している人は当選率が20倍ということなので、年に2回、3年連続で申し込めば当選率が上がります。
連続じゃないといけないというのがミソですね。当選率は一般組の20倍ということなので、高齢者用については単純に20倍というわけでもなさそうですけど。
借上げ型住宅っていうのがある
募集住宅の中には借上げ型っていうのがあって、私は始めて知ったので なんか社宅みたいだなぁなんて思ったんですけど、
「横浜市では,横浜市借上型市営住宅(以下,借上型市営住宅)として,高齢者用市営住宅(シニア・りぶいん)及び一般世帯向け市営住宅(ファミリー)の供給を行っています。 」と横浜市借上型市営住宅の事業マニュアルに書いてありました。
このマニュアルの中には横浜市が民間のオーナーさんから借上げて住宅に困っている市民に市営住宅として転貸する制度で、その期間は原則20年間だとあります。
「借上期間が終了したときは 入居者に別の市営住宅へ転居していただき」とあるので、残された借上げ期間が短い住宅かどうかを調べてから申し込みしないとまた引越さなきゃならないことになります。
高齢者向け住宅には一般仕様の住宅、シルバーハウジング、シニア・りぶいん がある
シルバーハウジング、シニア・りぶいん - 横浜市住宅供給公社
横浜市では 高齢者向市営住宅として、シルバーハウジング、シニア・りぶいん、一般仕様の3種類を供給しています。
高齢者の方が地域の中で自立し、安全で快適な生活を送れるように設計を行うとともに、シルバーハウジング、シニア・りぶいんについては緊急通報システムが導入され、生活援助員の派遣を行っています。 横浜市住宅供給公社

・シルバーハ ウジングは横浜市が建設し所有、緊急通報システムや生活援助員の派遣(月額400円程度)
・シニア・りぶいんは民間から借上げた借上げ期間20年の市営住宅、緊急通報システムや生活援助員の派遣(月額400円程度)
・一般仕様の高齢者向け市営住宅は横浜市が建設して所有する、緊急通報システムや生活援助員の派遣はなし。
上記のようなことを理解して申し込むといいですね。
募集物件の中には事故空き家っていうのも含まれていて、高齢者用のお部屋は25倍となっていました。高齢者用の事故って何だろう?と思いますけど・・・孤独死とかは高齢者はふつうにありそうなので その他の事故でしょうかね。
なかなかけっこうな倍率なので 道は険しそうです。
将来年金生活になって苦しくなるから今のうちに申し込んでおこう、ということはできません。苦しくなってから申し込み資格ができますので当選するまで何年かかるかわかりませんが それまでは苦しい暮らしに耐えなくてはいけません。