先日、ピロリ菌の呼気検査を診察室の奥にある処置室でやってもらっている時に、先生が診察室のほうからやってきました。

    私はその時には5分間横になっているという手順の最中で、先生が来たから起き上がろうかと瞬間思ってしまったんですが、「そのままの状態でいいですよ」ということで横になったまま聞かれたことに返事しました。

    先生に聞かれたことは「去年、胆嚢の手術の前に胃の内視鏡を受けたんだよね?その病院はどこでしたか?」という質問でした。

    病院名を答えた私は、そういえば病院名は伝えてなかったなぁと思いましたけど、それ以上のことは何も考えませんでした。

    自宅に戻ってから ピロリ菌の除菌について調べてみると、保険適用外になる場合があることなど発見して、自分の場合はどうなんだろうって疑問に思いまして・・・


    去年、胆嚢を取る手術の前に胃の内視鏡検査を受けた時に、胃潰瘍の痕があり その部分の粘膜を採取して検査をしたらピロリ菌がいた、ということを告げられました。手術が終わったら除菌しましょうというお話だったんです。

    その後に ピロリ菌の呼気検査も受けさせられたんですが、ピロリ菌がいたってわかってるのに何故また呼気検査をしなくちゃいけないんだろうと疑問に感じたんですよね。

    ところが調べてみると、それはそうしなくちゃいけない順番があったということだったんです。

    まずは内視鏡検査を先に受けておいて、胃の粘膜に炎症や潰瘍が認められた場合に呼気検査などの感染診断を保険適用で受けることができる、という。

    内視鏡検査を受けないで呼気検査などのピロリ菌検査をやる場合は自費となるそうなんですよ。

    で、内視鏡検査を受けて胃炎や潰瘍があったら、それから6ヶ月以内にピロリ菌がいるかどうかの検査をする必要があると。

    「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」に対する除菌治療に関するQ&A一覧(日本消化器病学会)

    上記の一覧を見てみますと保険で受けるには制約があるのがわかります。

    まずは内視鏡を受けて、胃に胃炎などの症状があったら感染診断の検査、検査で陽性だったら保険で除菌が受けられる、ということになります。

    最初に内視鏡を受ける場合も、保険で受けられるのか受けられないのかということになりますが、普通は胃の具合が悪くなってから病院に行きますから 保険で受けられるでしょう。または市の健康診断などで胃になんらかの疑いがありそうだということになれば内視鏡が保険で受けられます。

    胃炎の症状があった場合なんですが、「明らかにピロリ菌以外の原因である"薬剤性胃炎"、"ストレス性胃炎"などは対象になりません。・・・(日本消化器病学会)」などと細かいことが書いてあります。ですが以前は胃炎ではピロリ菌の除菌が保険適用ではなく、最近になって適用になったのでちょっと厳しいのかな、なんて思います。


    話を戻しますが、私の場合 内視鏡検査を去年の1月の末頃(?)にやったので、1年は経過しています。

    4月の中旬にもう一回内視鏡をやるという予約はしていますが、ピロリ菌の呼気検査をやった後ですので順番が違います。

    そうすうると、呼気検査は保険がきかずに自費になってしまうので、先生が去年内視鏡を受けた病院を確認したのかな?と思ったんですが、6ヶ月以内じゃないし。

    この「6ヶ月以内」ということに関して、消化器学会の上のページの中に「6か月以内という期間は学会の見解であります」とあるので原則ではなさそうな気がします。

    で、私の場合は呼気検査は保険適用の検査代金を支払って帰ってきたんですけど、自費じゃないとダメだからと後になって追加で請求されなければいいんだけど、と思います。


    ピロリ菌の除菌はできるだけ若い方がいいそうなんですけど、若い人はたぶん胃の症状も何もないだろうし、全部自費になってしまうんじゃないですか。

    保険適用になったとしても、内視鏡から始めればけっこうな負担になりますよ。病気になったらもっと大変なので比べたらアレですけど。健康でいようと思うとお金がかかってしょうがないです。

    (追記)
    胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の場合は内視鏡検査又は造影検査で診断できる。しかし胃炎の診断は内視鏡検査でしかできないので内視鏡必須、ということだそうです
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