兄貴にガスが止まるからお金を貸してくれとメールされた夫は、結局、お金を渡しに行きました。

    なんとも情けないけど自分の兄貴だし、遠い昔 お坊ちゃまとして育った兄貴だからしょうがない、と言っていました。兄貴とその弟は10歳以上年が離れてるんですけど、弟が高校を卒業するころに父親の仕事に不幸が襲いかかり貧乏のどん底になったそうです。

    弟はそこから実家を出て、自力で生活費と大学の学費を払い、アルバイトばかりして勉強しなかったけど なんとか卒業だけはできたそうで、そのことは本人の自慢話となっています。(自分は苦労したと)

    だけど私に言わせれば そんなのが苦労とは言えない、と思うんですけどね。実家を出れば食い扶持が減って助かるから出た、ということだけど、本物の苦労人なら実家は出ずに 家族の面倒を見ながら学業にもアルバイトにも専念するのではないか、自分一人の面倒なんか苦労でもなんでもないような気がするんですけどね。まぁ、それまでが弟もお坊ちゃまだったから そのような気持ちになったということなんでしょうけど。兄貴に比べたらそうとうな苦労で、でも世間と比べたらそれほどでもないのに自慢しちゃうところが耳を塞ぎたくなるところです。

    しかし、どんなに辛い仕事でも放り出さず、しっかり働いて頑張れているというのは 当時の自分自身の苦労があった賜物でもあるわけですから、苦労を誰かと比較するというのは無益なことだと思います。よく働くことに関しては私も尊敬するほどです。

    だからこれからも自分の家族のため、そして兄貴や姉たちのためにがんばるしかないのでしょう。
    金勘定が苦手なのはそこの家系なのかもしれません。もしかして兄貴がギャンブルにお金を捨てていたとしても、弟として気持ちがよくわかるんじゃないでしょうかね。
    私はそっと遠くから見守るだけにしておきます。
    (家計収支を明らかにしないとお金は出せないと言っといてね、と私が言ったことは言わなかったようです。そんなに簡単にお金を貸したら今後も悩ませられること間違い無しです。)
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