借金の返済はできるけど貯金はできない
「金は天下のまわりもの」が口癖だった姑が
お金を借りたい時には「貸して」とは言わず、
「お金をまわしてちょうだい」とよく言っていました。
最初の頃は、
年金が入ったら返すから、と言っていましたが、
私も当時はやさしくしていて、
返さなくていいから、イザという時のためにとっておいて下さい、なんて
カッコつけて言ったりしていました。
姑は
「いいの?悪いわね。でも、借金の返済はできるけど貯金はできないのよ」と
言っていました。
そのように言ったとおり、貯金はまったくと言っていいほどせずに、
何かあった時は、いつでも我が家にお金を出させていました。
借金の返済はできるけど貯金はできないというのは
持って生まれた性格とか遺伝なのでしょうか。
夫の親兄姉は、みんな、借金はあっても貯金はないのです。
持ってるお金はすぐに使ってしまい、
お金が借りられることを知ると、あとさき考えずに喜んで借りてしまうのです。
マイナスの方向なのに 持ち上げられて喜ぶバカとでもいいましょうか。
消費することでお金は回るけど、あなたのところには戻ってこないよ、と言ってあげたい。
我が家は私がお金を管理しているので、少ないながらもイザという時のために
コツコツと貯めたお金をとってあります。最初からこのお金は無いものとして扱い、
もしもの時のために使ったら また少しずつ埋めていくようにしています。
不要で贅沢なものは欲しがらない、見栄は張らない。
そんなチビチビとしたお金の使い方をしていると、言われることは、
「つまらない女」なのですけどね。でも こんなのはふつうのことです。
うちの夫もお金は管理できません。
自分でもできないことをわかっています。
わかっているのにできないというのは、どういうことなのか?
会社から預かったお金はちゃんと精算できるのに、
自分のお金だと何故管理できなくなるのか、
私にもさっぱりわかりません。
生きている間に この謎を解き明かしたいです。
しかし、
心配なのは、悲しいかな 息子が遺伝しているということです。
去年、騙されて借金を背負わされましたが、
これをきっかけにして、多くのことを学習してくれるといいのですが。
返済は今月が11回目です。途中、返済額を減らしていますので、
来月が12回目の返済で終了ということになると思います。
息子は、この返済で自分の可能性を見た、なんてバカなことを言っています。
今後も返済を続けていると思えば貯金はできそうだと。。。
やはり、遺伝してますね。
教えたわけでもないのに、
姑と比べたら 多少は前向きではあるけど、
似たようなことを言っています。