息子が社員になりたくない、というのは仕方ない。

    休みが 体を休めるためだけに使わなきゃいけないような働き方、

    誰のために必死で働くのか?と考えるなら、

    まだ家庭も持っていない息子だから、

    社員になって必死にならなくてもいいんじゃないかと思うのは当然だと思うのです。

    今のままでは 楽しみがない、目標が持てない、夢が無い、

    これは皮肉ですけど、経営者は洗脳が足りないようですね。

    社員になって厚生年金に入れてもらったとしても、

    この先、今の若い人たちが安心して老後を迎えられるのかも疑問です。


    もっと勉強していい大学を出て、運良くいい会社に入っていれば

    こんな気持ちにはならなかったのか?というと・・・・・。

    我が家には見本があったので、

    そんな気持ちにはならなかったのです。

    なにをかくそう、フーテンの兄貴が見本です。夫の兄です。

    この兄貴は知能指数が高いからと、

    小さい頃から勉強ばかりさせられて育ったそうなのです。

    毎日 家庭教師に監視されて勉強していて、遊ぶこともできなかったと、

    弟である我が夫の目撃証言があるのです。

    そしていい大学に入ったあと、フーテンになりました。

    そのフーテンの兄貴を見ていた夫は、勉強ばかりさせたのではダメだ、と

    自分の息子はのびのび育てようとして、

    結局、バカ息子になってしまいました。

    子供を育てるのは難しいです。


    でもまだ学校を卒業するまでは夢があった。

    卒業したとたん、夢や希望があっても、必死で働くうちに見えなくなってしまう。

    そしてボロぞうきんのようになったら捨てられてしまうのか。

    と、悪い事ばかり考えてしまっていますが。


    自分が若い頃は 楽しかったけどな。

    9時5時で働いて、土日が休みで、旅行なんかもできたし。

    いい時代だった、ということでしょうね。


    今の若い人たちはかわいそうです。

    非正規雇用だ、格差だ、

    「365日24時間死ぬまで働け」なんて言って働かせる経営者が

    本当に死んでしまった社員に、申し訳ないという気持ちさえ持たない上、

    国会議員になれる世の中ですからね。

    「365日24時間死ぬまで働け」←これ、社内冊子から削除されたそうですね。


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