考えたら嫌になってしまったという息子
経営者に社員にならないかと言われ、しばらく考えていた息子ですが、
「いろんなことを考えてたら、何もかも嫌になってしまった」と
今朝、駅に向かう車の中で言いました。
そりゃぁそうでしょうよ、と思いました。
頼まれて断れないから、人助けだと思って始めた仕事。
別にやりたい仕事だったわけではないし、
儲かってないから低い時給で手伝い始めたけど、
儲かり始めても時給を上げてもらえないし、
人手が足りないからと、一昨日、昨日は15時間勤務になり、
食事をする時間の10分以外は、休憩はほとんどなし。
明日は休みだから、きょう1日は頑張れるけど。
もしも社員になったら、明日の休みがなくなるのか、と思うと やってられない。
なんとなく、いいように利用されてるみたいな気がする。
体が疲れているので、どんどん滅入ってきてしまう。
そうなのです。
疲れている時にいろいろ余計な事を考えると、
マイナス思考に陥り、疑心暗鬼になってしまうのです。
だから人間は何も考えないほうが働けるのです。
そして、競馬の馬みたいに 脇見ができないように、
仕事だけに専念しなければならないように、
長時間働かせ、疲れさせる。
そんな働かせ方をさせる経営者がいるのも事実です。
この店の経営者がどのような考えなのかはわかりませんが、
もしも、そのような人間だったら、
私は黙って見過ごすことはできません。
大事な我が子の心身が壊れてからでは遅いですから。
「無理だと思ったら 体を壊す前に辞めなさい」とだけしか、
駅までの短い時間では言えませんでした。