年をとったら、毎日ぼーっとしていてはいけません。

    いつ、詐欺に遭うかわかりません。

    盗られるものは何もない、と言ったって、年金を担保にして借金をさせるという悪い人達だっています。

    そこで借金をしたら最後、通帳に入金された年金から高い利息を差し引かれます。

    利息だけしか支払えないので元金はいつまでもそのまま残り、一生 利息だけを支払うという借金を背負わされます。

    自分の手元にはほとんどお金が残らないので生活できず、更に借金が増えていきます。

    年金を担保にするなど、絶対にやってはいけません。

    身内や知り合いに どうしてもと泣いて頼まれたからと断れずに借金をさせられてしまうケースがあるそうです。

    ちょっとだけ、短期間だけ、と、安易にお金を借りて、借金暮らしに一歩踏み込んだら、人間というのは、ズルズルと真っ黒い穴の中へ引きずり込まれてしまいます。人の気持ちというのは、本当に弱いものです。

    老後に、一人で生きていくと決めたからには、気をしっかり持って世の中の悪と闘うつもりで、また、弱い自分と闘うつもりで生きていかなければいけません。

    そのためには、聞き耳をたてて、アンテナを立てて、あちこちから情報を得るようにしましょう。
    地域の広報誌、警察の情報やら、町内の情報、なんでもいいので、のんびりと趣味だけに没頭せず、1日1回は情報に耳を傾けましょう。

    国民生活センター見守り情報(高齢者・障がい者・子どものトラブル防止)

    警視庁 安全な暮らし だまされないで(特殊詐欺に注意)


    私の母は既に亡くなっていますが、83歳まで一人で暮らしていました。

    元気でやっていたわけですが、催眠商法とやらに引っかかり、高額な毛皮の布団、羽毛布団、枕とか、浄水器、など、たくさんの物を買っていました。

    毛皮の敷き布団1枚が100万円以上したようです。どれも市場価格の10倍以上の値段で買わされていました。

    おもいっきり騙されていて、家族がそれは詐欺みたいなものだよ、と言っても信じませんでした。いいものを買えたと喜んでいました。

    そんなお金があったら、私にくれたらよかったのに・・・と内心思いましたが。
    催眠商法の悪人に、母の心を持っていかれてしまいました。

    その後、母は長男の家に引き取られ、引き取られたら割りと早くに認知症になって2年後くらいに亡くなりました。

    もう過去のことですが、老人は狙われやすいです。そして騙されやすいです。

    催眠商法を信じてしまったら、自分の子供の言うことも信じてくれません。

    遠い自分の子供より 近くにいる悪徳の他人、みたいなもんです。
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