「ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき」 という本

★内容紹介((「BOOK」データベースより)
考案者が初めて明かす「スタンフォード監獄実験」の全貌と
悪をめぐる心理学実験の数々、アブグレイブ刑務所虐待の真相
ニューヨークタイムズ紙ベストセラー、待望の邦訳!
人間の知られざる「悪」の本性とは?
戦争、テロ、虐殺、施設・家庭での虐待、いじめ、差別、企業の不正……
人を悪に走らせる「元凶」を暴く衝撃の書
★著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ジンバルドー,フィリップ
スタンフォード大学心理学名誉教授。エール大学、ニューヨーク大学、コロンビア大学でも教鞭をとる。
米国心理学会会長、スタンフォード対テロリズム総合政策教育研究センター所長を歴任。
テレビの通信教育番組の制作、ナレーションにも携わる。
研究人生の集大成ともいえる『ルシファー・エフェクト―ふつうの人が悪魔に変わるとき』では、
ウィリアム・ジェイムズ・ブック賞を受賞した
あなたの隣にいる「普通の人」が悪魔に変わる(東洋経済オンライン)
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こちらのサイト記事のライターさんは、最後に
「考えてみると、われわれはすべて、国家や職場、家庭、その他いろいろなシステムに属している。慣れすぎていて気づかないが、はたしてシステムにリンゴを腐らせるような潜在的な要素はないだろうか。そしてそこに、何らかの拍子に、腐ったリンゴがうまれうる状況が訪れることはないだろうか。システムから一歩離れて、それぞれのシステムはおかしくないか、状況は大丈夫かを、つねに自分の頭で考えること、そして、おかしければ勇気を持って声を上げて行動することが必要なのだ。もちろん、決してたやすいことではないのであるが。」と締めくくっています。
看守と囚人というような関係でなくても、このような状況はあちこちに当てはまるのではないかと思います。
気がつかないうちに どんどんエスカレートしていってしまう。
政治家と国民にも似ていて、高い志を持っていた政治家でも そのうちに悪い影響を受けてしまうし、
国民は国民で、いじめられているのに苦しい状況に慣れてしまい、なんの疑問も持たなくなってしまう。
いじめられた結果、うつ病になろうが 過労で倒れようが、自分のせいだと思い込んでしまったり。
支配される側は現状から脱却できないほど洗脳されて、いつしか家畜のように 奴隷のように・・・・・
現状から脱却しようとデモを起こしたとしても、そんなことさえ利用されても気づかない。
苦しめられた国民の一人が、運良く政治家になったとして、その人が素晴らしい政治家になるとは限らない。
結局、人間は愚かなのだ。調子に乗って有頂天になったり、利用されたり、巻き込まれたり。
だけど、自分の頭で考え 気づかなければいけないのです。これからの若い人達、子や孫達のために。
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