私はバカだから、と言う人に身構える

私はバカだから、とか 私は頭が悪いからしょうがない、なんて言う人は、本当は頭がいい人なんです。
甘え上手で 計算高くて世渡り上手。誰かに何かをお願いするのが得意で褒めることも上手です。
自分を卑下しといて、助けてあげなきゃと思わせることが得意なので自力で何かをすることが少ないです。
私の身近なところでは 二人、そういう人がいましたが、昔 美しくて かわいかった人です。(年とったので過去形)
一見優しそうな その人たちは、あまり表には出さないけど 実は意地悪なところもあるんです。
その身近な二人に まんまと利用されてしまったのが私。
私は生意気にも 自分のことを賢いと思っていたのかもしれません。(たぶん思っていたのでしょう)
頑張れば自分にだってできる。何だってできないことはないんだ、と必死になってしまう。
そして、助けてほしがっている人を見て見ぬ振りができない。
本当のバカは私のほうだった。私はバカだから・・・、と言った姑と小姑のことが気の毒に思えてしまって。
気の毒に思った、というのは、言い換えたら、自分には余裕があるよっていう優越感からだったのではないかとも思う。
また、夫にも頼られて断ることはできませんでした。
この二人にあてにされて数年間 一緒に暮らしたことがあるのですが、その年月は私にとって最悪なものでした。
同居を解消した後には、ひどい目に遭わされたのにもかかわらず 罪の意識がどこかにあって、姑にお金を貢ぐことになってしまったのだと思います。同居よりもお金のほうがマシだ思ってしまって。
一緒に暮らした時のトラウマで、今でも老人が怖いです。私はバカだから、と言う人も怖いです。
なので、自分をバカだ、と言う人があらわれると身構えてしまいます。
(先日、友人と会った際、私は頭悪いから・・・なんて友人が言った時に つい身構えてしまいました)
姑はもうこの世にはいませんので、おつきあいはほとんどなくなりましたが、夫の兄貴よりも避けたい人が小姑です。
その小姑から 何かの用事があって 夫に電話がありました。
私に用事があったわけではないので、なんのことか教えてもらっていませんが、下手なことには首を突っ込みたくはありません。
何か頼まれたとしたら、毅然とした態度で断わる決意でいます。ぞっとします。