「やだよ そんなの」

昨日、夫より早く帰ってきた息子が、「あー暑い、エアコンつけないの?」と言うので、「つけないよ」と返事しました。
夫がいない時にエアコンをつけることはないのを知っているはずなのに。
「お父さんがいない時には単なる飾りだと思ってね」と念押ししました。
すると息子が、「お母さん、年とってエアコンつけずに我慢してたら熱中症で死んじゃうかもしれないよ」と。
私「年とって用がなくなったら さっさと死んだほうが世のため人のためなんだよ。無駄に長生きしたら若い人がかわいそうなんだから。それに、いつまでも生きていたら どこかの政治家に『お前いつまで生きているつもりだ』と思われちゃうからね。」
息子「やだよ そんなの」
私「いつ死んでも大丈夫なようにしておくからね」
そう言いながらも、「やだよ そんなの」と言ってくれたことが嬉しくて泣きそうでした。
たぶん息子は近い将来のことを想像したのでしょう。私は20年よりもっと先の遠い将来のことを想像して言いました。
二人の想像にはかなりの時間のズレがあるとは思います。
それでも息子の一言が嬉しくて、一瞬 クーラーのスイッチを入れてあげちゃおうかと思ったんですけど。
でも、そのうちに夫が帰宅して 自分でスイッチオンしていました。
我が家の夫は暑いのを我慢しないので 暑い日にはずっとエアコンをつけっぱなしで、こちらが体調をくずしてしまいます。
私の場合、エアコンをつけていたほうが早死にしてしまいそうな気がします。
昔、職場のエアコンの効き過ぎで冷房病になったこともありましたし。生理不順もひどくて通院したほど。
熱中症も辛いけど冷房病も辛いです。暑がりの人に合わせなければならないので 夏でも冬の布団をつかいます。
老後は電気代を払うのさえ苦しくなるかもしれないのになぁ。そうなったら、夫は何から省いていくんだろうか。
老後の暮らしをどうしていかなきゃいけないのか考えたことあるんだろうか。