現在息子はITソフトの会社に派遣されて働いています。

    その職場で一緒に働いていて、最近辞めてしまった人の話を聞きました。

    その男性は息子とは違う会社から 自分と同じように派遣されていたようなのですが、

    正社員として雇われて派遣されてるのか、派遣会社に登録して派遣されているのか、

    雇われ方はよくわからないらしいです。

    でも、期限が来たから辞める、というのではなく、自分が辞めたいから辞めた、ということなんですが。


    その男性は特徴のある人で、(もしかしたら発達障害がある人なのかもしれません)

    言われた事しかできず、それ以上のことはできないそうで、責任者もやらせないようにしているのだそうです。

    その男性のやる事は 細かい事でも全てに責任者のチェックが必要で、OKがでなければ何もできません。

    責任者が忙しいと、ずっと待たなければならないそうで、待っている間はその男性の仕事は進みません。

    何から何まで待たされて進まず、結局 嫌になってしまった、ということみたいです。

    それでも、息子が派遣される前から働いていて、息子にとっては先輩です。


    息子は どうなのか、といいますと、仕事を覚えてからは、自分のペースで要領よくやれていて、

    いちいち責任者のチェックは必要ないので、仕事は進んでいるようなのです。


    では、息子がこの仕事に向いているのかどうか、ということになりますと、そうではなく、

    実は、辞めてしまったその男性のほうが、その仕事には向いているのだそうです。

    これは、どちらかというとそっちのほうが向いている、という究極的なことなので、

    向いているから仕事ができるとか、向いていないからできないとかそういうことではありません。

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    例えて言うと、決定ボタンを簡単に押してしまうか、押せないか、という問題なのだそうで、

    息子の場合は自分の判断であっさり簡単に決定ボタンを押してしまう癖がある。

    ところが、その男性は 責任者のOKが出るまでは決定ボタンは押せず、忠実に責任者にチェック請い、OKを待つ。

    そこのところが、向いている、ということなんだと。


    息子は自分には慎重さなどが足りていないと、反省することが多いらしいです。

    それは 母としてわかるような気がしました。

    思いついたらパパッとやってしまう、疑うことを知らない、自分を信じすぎてる、そんな感じで今まで生きてきました。

    最後の決定ボタンは、仕事だけじゃないな、と思いました。

    これを押すか押さないかに人生はかかっています。

    息子にはもっといっぱいいろんなことを学んでほしいです。

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