退職日が1日ずれるだけで、支払う保険料が変わったり、将来受け取れる年金額が変わります。

    ①支払わなければならない保険料(健康保険、介護保険、厚生年金)を払わなくて済むようにするのか、

    ②将来の年金額を増やすのか、

    どちらを取るのかによりますが、退職日を決めるのは重要になってきます。

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    まずは 保険料(健康保険、介護保険、厚生年金)について、

    厚生年金や健康保険などの保険料は月単位で払うことになっていますが、

    加入する時は、月初めでも月末でも一か月分を支払うことになっています。

    ところが、退職月では月末日なのか、末日でないのかによっては保険料の支払いに差が出ます。


    たとえば、ある月の31日に退職する場合と、30日に退職する場合、たった1日なのに差がでます。

    月末の31日に退職する場合は、その月の保険料を支払わなければならないけど、

    30日に退職する場合は保険料を払わなくて済みます。(30日より前ならいつでも)

    保険料を払わなくて済む、というのは、退職する会社の給料から引かれなくて済む、というだけのことで、

    退職の翌日からは国民年金や国民保険料を支払う義務が生じてきますので、本当の意味で払わなくて済むということにはならないのではないかと思うけど。(定年で国民年金は払い済みということなら、国民保険料と介護保険だけ)



    問題は年金で、

    末日に退職しなければ、保険料(健康保険、介護保険、厚生年金)は引かれないで済むけれども、

    この1か月分の厚生年金が将来の年金額に どう影響するのか、ということです。

    厚生年金は掛け金を会社も負担してくれているので、国民年金よりもお得なはずなのです。

    で、この1か月分の掛け金をどう考えるか、ということなのですが。


    厚生年金の保険料を1ヶ月払わなかったとしたら、将来の年金の1か月分が150円とか200円とか、(人によってはもっと?)

    その程度の差だけれども、これが死ぬまで影響するってことですね。

    その人の寿命にもよるので損得がわからないけど、平均寿命、またはそれ以上生きたなら 損をする、ということになります。


    うちの夫が平均寿命を生きると考えたなら、1か月分を払って退職したほうがいいような気がします。

    払わないで済んだお金を将来のために取っておくよりも、将来の年金が増えたほうがいい、と考えるか。

    そんなに長生きしないかもしれないと考えるなら、払わないほうがお得だけど・・・・・微妙ですね。

    やっぱり、200円増やすことを考えるより、老後に200円を節約したほうがいいのかなぁ。 

    すごく迷います。(200円で迷うほどのことはない?)

    退職したあとは 住民税などを払わないといけないから、その足しにしたほうがいいかもしれません。


    追記

    夫の厚生年金だけならいいけれども、妻が第3号被保険者でまだ60歳になっていなければ、

    妻の分も1ヶ月分払ってもらえるので、やっぱり月末退職のほうがいいような気がしてきました。

    (あ、でも私の場合は夫が63歳で定年の時にはもう既に60歳だ。また迷っちゃう)


    で、結局、退職後の健康保険を任意継続にしてもらうのか、国民保険にするのかで金額は変わりますが、

    どちらにしても、退職前の金額よりも高く(健康保険は会社が半分負担してくれていた)、倍以上になるかもしれず。

    やはり月末日退職のほうが良さそうです。(これで決まりかな。しかし、会社の都合もありますけどね)


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